沖縄フードビジネス会 2007年 2月度 定例会
2007年02月17日
2007年2月16日(金)、16時~18時 新都心にIT創造館にて行われました。
今月の講演第一部は、(財)沖縄県環境科学センター 食品科学部 食品微生物課長 屋比久さんによる「ノロウイルスから学ぶ衛生管理」。

ノロウイルス、食品業界には敏感になっている言葉なので皆さん真剣に聞いてました。
重要な情報なので、資料をそのまま紹介します。
●特徴
幅広い年齢層において感染性胃腸炎の原因となるウイルスで、特に冬季に多発。100個以下という少量で人に感染し、腸管内でウイルスが増えます。患者のふん便やおう吐物には1g当り100万から10億個ものウイルスが含まれています。
●感染経路
経路1
人のふん便中のノロウイルスが、下水を経て川から海へ運ばれ、二枚貝の内臓に蓄積され、それを十分に加熱しないで食べると感染します。
経路2
ノロウイルスに感染した人が、十分に手洗いを行わずウイルスが手についたまま調理をすると、食品汚染され、その食品を食べた人が感染します。
経路3
ノロウイルスを含むふん便やおう吐物を処理した後、手についたウイルスや、不適切な処理で残ったウイルスが、口から取り込まれ感染します。
●感染した時の症状
感染後、24~48時間で、下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱などの症状がでます。通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから1週間程度ふん便中に排泄され続けます。
●消毒方法
①他の微生物などと比べると熱に強く、85度で1分以上の加熱が必要です。
②逆性石鹸、アルコールの消毒は十分ではありません。塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムは効果あります。
ちょっと怖い事例を1つ↓

僕も初めてしりましたが、ノロウイルスは熱にもアルコールにも強い所にビックリしました。
消毒には0.02%に薄めた次亜塩素酸ナトリウムで多数の人が触れる場所や身のまわり物は定期的に消毒して下さいとの事です。(手すり、ドアノブ、水道の蛇口など)
屋比久さんによると予防の基本は念入りな手洗いだという事なので、基本中の基本ですが、再度手洗い方法を勉強します。
第二部講演は、食品化学課 副参事 桑江様によります。
「食品中の異物混入事例管理」です。

実際にあった事例を紹介して頂きましたが、その中で1番驚きかつ笑ってしまった異物です。↓

5cm程のカブトムシが弁当に混入していた例です。これは出来上がった弁当に店頭でカブトムシが入ってしまった例ですが、弁当にいきなりカブトムシが入っていたら、「おまけ?」と思う人もいるかも、と考えると笑ってしまいましたが。。。
今回の講演で再度気持ちを引き締め、食品製造業に携っていきたいと思います。
(財)沖縄環境科学センター 屋比久様、桑江様、徳松様、ご講演頂き有難うございました。
これからはもっと気軽に環境科学センターへ情報もらいに行きますので、どうぞ宜しくお願いします。
今月の講演第一部は、(財)沖縄県環境科学センター 食品科学部 食品微生物課長 屋比久さんによる「ノロウイルスから学ぶ衛生管理」。

ノロウイルス、食品業界には敏感になっている言葉なので皆さん真剣に聞いてました。
重要な情報なので、資料をそのまま紹介します。
●特徴
幅広い年齢層において感染性胃腸炎の原因となるウイルスで、特に冬季に多発。100個以下という少量で人に感染し、腸管内でウイルスが増えます。患者のふん便やおう吐物には1g当り100万から10億個ものウイルスが含まれています。
●感染経路
経路1
人のふん便中のノロウイルスが、下水を経て川から海へ運ばれ、二枚貝の内臓に蓄積され、それを十分に加熱しないで食べると感染します。
経路2
ノロウイルスに感染した人が、十分に手洗いを行わずウイルスが手についたまま調理をすると、食品汚染され、その食品を食べた人が感染します。
経路3
ノロウイルスを含むふん便やおう吐物を処理した後、手についたウイルスや、不適切な処理で残ったウイルスが、口から取り込まれ感染します。
●感染した時の症状
感染後、24~48時間で、下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱などの症状がでます。通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから1週間程度ふん便中に排泄され続けます。
●消毒方法
①他の微生物などと比べると熱に強く、85度で1分以上の加熱が必要です。
②逆性石鹸、アルコールの消毒は十分ではありません。塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムは効果あります。
ちょっと怖い事例を1つ↓

僕も初めてしりましたが、ノロウイルスは熱にもアルコールにも強い所にビックリしました。
消毒には0.02%に薄めた次亜塩素酸ナトリウムで多数の人が触れる場所や身のまわり物は定期的に消毒して下さいとの事です。(手すり、ドアノブ、水道の蛇口など)
屋比久さんによると予防の基本は念入りな手洗いだという事なので、基本中の基本ですが、再度手洗い方法を勉強します。
第二部講演は、食品化学課 副参事 桑江様によります。
「食品中の異物混入事例管理」です。

実際にあった事例を紹介して頂きましたが、その中で1番驚きかつ笑ってしまった異物です。↓

5cm程のカブトムシが弁当に混入していた例です。これは出来上がった弁当に店頭でカブトムシが入ってしまった例ですが、弁当にいきなりカブトムシが入っていたら、「おまけ?」と思う人もいるかも、と考えると笑ってしまいましたが。。。
今回の講演で再度気持ちを引き締め、食品製造業に携っていきたいと思います。
(財)沖縄環境科学センター 屋比久様、桑江様、徳松様、ご講演頂き有難うございました。
これからはもっと気軽に環境科学センターへ情報もらいに行きますので、どうぞ宜しくお願いします。
Posted by tama101 at 23:06│Comments(2)
│沖縄フードビジネス会
◆ この記事へのコメント
異物混入に関しては、人事ではないので・・・
OFB同業種の皆様!最新の注意で仕事しましょうね。
このような勉強会は基本中の基本なので定期的に
開催したほうが良いかも、
でも、カブト虫は笑っちゃうよね^^
OFB同業種の皆様!最新の注意で仕事しましょうね。
このような勉強会は基本中の基本なので定期的に
開催したほうが良いかも、
でも、カブト虫は笑っちゃうよね^^
Posted by ryo at 2007年02月19日 09:33
ryoさん
日常ではすぐに忘れて緊張感がなくなりがちになるので、定期的に開催するのに賛成です。
日常ではすぐに忘れて緊張感がなくなりがちになるので、定期的に開催するのに賛成です。
Posted by 沖エビ玉城 at 2007年02月19日 19:17